アイアン収納棚の簡単な作り方

アイアン収納棚 DIY

こんにちは。隙間にぴったり合うアイアン収納棚が欲しくて作ってみました。
本物のアイアンは初心者には加工は無理ですが、木材を塗装し、ちょこっと工夫すればアイアン風の収納棚が簡単に出来ます。詳しい作り方を紹介します。新たに投入した新兵器もめっちゃ良かったので、合わせて紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。

やりたかったこと

①部屋の隅の約50㎝の隙間にピッタリな収納棚を作りたい。
②DIYツールで、クランプ等を綺麗に収納し、出し入れし易くしたい。
③アイアン収納棚にしたい。

用意したもの

①赤松:3㎝×4㎝(外枠用) 
②ビス:太さ4.2×長さ65(外枠用) 
③杉無垢:厚さ24mm(天板用)
④ビス:太さ3.8×長さ51(天板用)
⑤有孔ボード
⑥丸棒(筋交用)
⑦コーナークランプ(必須アイテム)
⑧定規(直角かどうかも調べられる定規)(必須アイテム)
⑨電動ドリル用皿取錐+埋木錐セット(あればワンランク上の仕上がります。)
⑩ドリルガイドキット(あればメッチャ便利)
⑪あさり有りノコギリ(必須アイテム)
⑫あさり無しノコギリ
⑬ヤスリ
⑭サンドペーパー(420番)
⑮ハンドサンダー(やすり掛けが楽になります)
⑯ターナーミルクペイント(インクブラック)(アイアンに見せる為の必須アイテム)
⑰ワトコオイル(ナチュラル)
⑱筆(ミルクペイント用とワトコオイル用に各々)
①~⑥はコーナンで購入。

STEP1(外枠を作る)正確な長方形が成功の秘訣!!

①隙間にピッタリ入る様に外側寸法を測る。(今回は、縦189㎝、横49㎝、奥行38㎝)
②設計図(設計図を紛失してしもて、探してもありまへんねん。)を作って、コーナンで、無料カットしてもらいました。(楽チン、正確!!)
③ヤスリ掛けはコーナンのDIYコーナーでやりました。(家でやると木粉が飛んで、大変ですよね。) サンドペーパーは420番ですが、240番でも良いと思います。
④電動サンダーもコーナンで無料で借りれますが、音が大きいのと、借りる手続きが多少面倒です。
⑤そこで、ハンドサンダーも用意しとくとやすり掛けが、各段に楽になります。1000円程度なので、持ってられない方は、お勧めします。(多分使うと、戻れなくなると思います。)

コーナークランプを使って、正確な長方形の外枠を作ります。
⑦私はボンドでくっ付けて数時間置いて固まってから、クランプを付けた状態でビスを打ちました。
⑧いくらホームセンターで正確にカットしたとしても、クランプを使わないと2個対称の正確な長方形の外枠を作るのは難しいと思います。
左右の外枠が同一でないと、立てた時にガタガタする原因になると思います。こちらも安いものなので、もってられない方は是非お勧めします。

⑩外枠ができたら、天板を載せる為の中枠を取り付けます。
⑪この時もコーナークランプを使ってビスを打ちました。
一つの外枠・中枠を完成させてから、もう一つの外枠・中枠を重ね合わせて完全に一致する様に組み立てて上手くいきました。

⑬結構重量があるので、床を傷つけない様に対策が必要だと思いました。

STEP2(真っ直ぐにビスを簡単に打つ+ダボ埋めでビス頭を隠す方法)

1.ビスを真っ直ぐに打つ方法
これだけで、ビスが真っ直ぐに打てて埋木用の穴が開きます。メッチャ簡単ですわ~。
皿取錐には予めマスキングテープで穴の深さの印を入れておきます。

①ポンチで中央に印を入れた後に、ドリルガイドに下穴用のビットを付けた電動ドリルをぶっこんで、下穴を開けます。

②下穴が開いたら、皿取錐を使って下穴に直接穴を開けます。(先ほどの下穴があるのでドリルガイドは不要です。)
③その後、更に下穴用ドリルで下穴を開けます。(ドリルガイドは不要です。)
④深い下穴が出来たら、65㎜のビスを打ちました。

2.ダボ埋めでビス頭を隠す方法
ダボを埋めて、ビスの頭を綺麗に隠す。(これをやってから、ペイントすると一見してアイアンになります!!)
①端材を使って埋木錐で、ダボを作ります。
同じ木材で、ビスを打った箇所と同じ色目や木目のところを狙ってダボを作ると、ビス穴が分からなくなるぐらい綺麗になります。
③最初は錐が滑るので少し力を入れて押しながら回転させ、進みだしたら力を抜くのがポイントです。
④ダボをビス穴に入れて余っているところを、あさり無しノコでカットし、軽くやすりを掛けて終了です。

ダボを使うとオイル系塗料を塗っても、ビス穴が目立ちにくくなるらしいです。
今回はペイント系なので、更によ~く見ないと分からないレベルです。
もうびっくり~。ヤバくないですか?

3.新兵器についての感想
①今回初めて、ドリルガイドキットと電動ドリル用皿取錐+埋木錐セットとを購入し、使ってみました。
③いろいろ調べてこれにして大正解でした。扱いも超簡単で、もっと早く買っとけば良かったレベルです!!

・滑り止めに、サンドペーパーを切って貼ると安定します。今回は木材の幅とガイドの窪みがほぼ同じたったので、簡単にセンターが決まりました。幅が違っても、両側の小さな針穴に針を付け、回転させれば、中心が簡単に決まるので、良く考えられてます。
しかもポンチも付いてますので、寸法を測って鉛筆で中心に印を入れる必要が無くなります。
・下穴を開ける時に、これを使えばほぼ真っ直ぐに下穴が開きます。今までドリルが斜めになって失敗もありましたが、もう心配はなさそうです。多少ドリルはグラつきますが、誤差のレベルで問題ないと思います。しかもコスパ文句なしです!

買った木材の端材を使ってダボを作ります。同じ材料なので、どこにビスを打ったのか分かりにくくなります。
更にオイル系の塗料を塗った際、吸い込みが無く目立たなくなるのも大きなメリットだと思います。
・ダボって難しそうに思えますが、この道具を使うとメッチャ簡単にダボが作れます。
・錐が滑るのを防ぐ為に、最初は少し力を入れて押しながら回転させ、進みだしたら力を抜くのがポイントです。

ダボを埋めてから、余った分はあさり無のノコでカットします。あさり有だと表面が削れてしまいます。お持ちでない方はセットで購入することをお勧めします。

STEP3(天板の角をカット)

①天板は杉無垢材の厚さ24mmを使いました(厚い方が断然カッコいい)
②角は自分でカットしました。
③角を90度正確に真っ直ぐカットするのは難しいですが、このノコギリガイドを使えば、簡単に直角にカット出来ます。
④天板の4角を正確にカットできれば、後の組立ても正確にできます。

STEP4(外枠と天板の塗装)

①外枠と天板ができたら、組み立てる前に塗装します。
②アイアン塗料は、今まではターナーアイアンペイントを使ってました。これで塩ビパイプを塗ると、マジで鉄と間違います。
*塩ビパイプにこれを使って鉄パイプにした作品があるので、良かったらご参考にどうぞ。「簡単!!。塩ビパイプで男前収納棚DIY
③今回は、塗料の量が必要なので、安くてアイアンに変身できるものを探し、ターナーアクリルミルクペイント(インクブラック)にしました。
これはコスパ抜群で、アイアンペイントに負けないくらいアイアンになります。
④2度塗りで、2度目の量は一度目の半分以下で綺麗に塗れます。説明書には原液でとありましたが、2度ともほんの少しだけ水を混ぜました。この方が断然塗り易かったです。

⑤天板は、杉の美しい木目を出したかったので、ワトコオイル(ナチュラル)にしました。
⑥ワトコオイルは、塗った後匂いますが、失敗の少ない塗料だと思います。
⑦ワトコオイルを3種類使った引き出しを作りました。3種類の色目が分かりますので、よろしければご参考にどうぞ。「キャスター付きおしゃれな引き出しの作り方

どうです?一見鉄でしょ?

STEP5(組立て)

①ちなみに家族は、私のDIYに塩対応です…。いつも孤独な作業…。こんな時に困るのが、大きなものを組み立てる時です。
2つの外枠が床に垂直にピッタリ立ってガタガタしない様にどうやって独りで天板を付けるか。横に寝かして組み立てるしかない…。
各天板と外枠が90度に交わっていれば、床にも垂直に立つはずなので、写真の様に棚を寝かしたまま、天板を付けることでなんとか乗り切りしました。
(2人でやれば、棚を立てたまま天板を楽に固定できると思うので、できれば誰かに手伝ってもらうことをお薦めします…。)

90度にして、ズレない様にマスキングテープで仮留め。

ズレない様にクランプで固定して、下からビス打ち。

④横揺れを防止する為、一番下の奥にも内枠を取り付けました。

STEP6(有孔ボードと筋交いの取付)

天板を固定し、下にも内枠を付けたのに横揺れします。
②そこで、有孔ボードと丸棒を新たに購入し、塗装して取り付けたところ揺れは無くなりました。
③有孔ボードなので、クランプ等も吊るして収納できます。
④筋交いは揺れを防止するよりは飾りです。でもこれがあるとまさしくアイアン棚にみえません?
塗料は同じものを使ってますが、丸棒は塗装すると鉄だと言ってもわからないレベルになります!!。

完成

お~。一見するとアイアン収納棚ですわ~!!
下の段は、1m程度の長さのある端材を収納できる様にしました。
今後下の段を棚にしたい時に備えて、内枠は作ってあります。(多分しないと思いますけど)

最期に一言

①DIYって、サイズも色も形も機能も、ぜ~んぶ自分で好きなようにできる。本当に素晴らしいものですね。
②今回のやりたかった事も全て出来て満足です。隙間にもぴったしカンカン。
③最期に、珍しくいつも塩対応の娘が、7,000円なら買うとポソッと一言でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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