シンク下収納引出しDIY失敗例

drawer-diy DIY

こんにちは。私の家はUR賃貸です。借りてから数十年経ちますので設備もかなり古い。
シンク下も当然観音開きで、奥行のある使い勝手の超悪いやつです。
フライパン一つ出すのも、しゃがんで重なっているのをどけてよっこらしょ。
「今の時代引き出しやろ」と言う事で、いろんな先人の方のノウハウを勉強させていただき、これなら自分でも簡単にできそうと挑戦しましたが、甘かったです。
大小失敗の連続でした。その中で恥ずかしいド素人がやりそうな失敗(俺だけ?)と、これはしゃーないやろという失敗例をご紹介します。
又、今回の為に新たに購入した新兵器がメチャクチャ活躍したので、そちらもご紹介します。
これから引き出しに挑戦を検討されている方に、少しでもお役に立てれば幸いです。

やりたかったこと

①フライパン等をスッと出したい。
②キッチン台から物を無くしたい。
③料理に一番良く使う調味料やキッチンペーパー等を、最短距離で直ぐに出したい。
よって、2段式の引き出しがベストという結論になりました。
④そして何よりもこの古くさいダサいシンクを、システムキッチンの様にオシャレにしたい。

用意したもの

①スガツネ工業完全スライド3段引スライドレール4518型450㎜ 2セット
②普通合板4㎜(内箱底用)
③針葉樹構造用合板9㎜(内箱側面用・外枠箱底用・天井用・正面化粧板ベース用)
④パイン集成材18㎜
⑤ステントラスタッピングビス4×12
⑥さらタッピングビス3.5×12
⑦セリアすのこ(正面化粧板用)
⑧アイアン取っ手(トステムビバ)
以下はあると成功率と作業効率がぐ~んと上がります。
⑨スターエム503W-Sセンター一発(今回の為新たに購入し大正解!!)
⑩ダイソー両面テープ

STEP1(設計図の作成)

かなり苦労して設計図を作ったのに、何と紛失しました!!
主に参考にさせていただいたのはこちらのサイトです。初めての引き出し収納の挑戦でしたので、非常に参考になりました。ありがとうございました。
スライドレールの選択・取り付け・設計 徹底解説【引き出しDIY】LAMP」
気を付けて設計したのは、引き出しの高さと木材の厚みです。
1.高さについて
入れる物を想定(下の段には一番良く使うフライパン、上の段には塩、砂糖を入れる容器が入る事が絶対条件)して、高さを決めました。
・元々コンロ下なので高さが無い為、入れる物、引出し底板の厚み、下側引き出し底板と外板との空間の高さ等を計算して決めました。
2.木材の厚みとスライドレールについて
・下の段にはフライパン等調理器具を入れ、スライドレールで何度も開け閉めするので、薄い板はNGと判断し、外枠は18㎜、内の引き出しの枠も9㎜の厚さにしました。正解でした。
スライドレールも重みに耐えれる4518型にしました。このスライドレールは450㎜全部伸びるので引き出しが余すところなく使えて、値段も手頃、超お勧めです!!。

STEP2(外枠作りとスライドレールの取付)失敗事例と取付方ポイント2つ

1.外枠を組み立てる前に、先ずスライドレールを取り付けます。
組み立てた後だと箱の中に潜り込んで取り付ける羽目になりますので、先にレールを取り付ける方が絶対に楽です。
2.ここで、問題です。
下の写真は取付を失敗した際のものです。さて何が間違っているでしょうか?

そうです。これではレールが対面になっていません。
以下の写真の通り取り付けないといけないのに、同じ高さにすることに集中し過ぎて、レールの向きまで気が回りませんでした。
恥ずかしいド素人がやりそうな失敗(俺だけ?)

3.次にスライドレールを取り付ける際のおすすめポイントを2つご紹介します。
両面テープを使ってスライドレールを仮止めし、動かなくしてからビスを打つ。
スライドレールにあるビスを打つ穴は複数ありますが、どれも穴の真ん中にビスを打たないと   ビスを締めた時にスライドが多少ズレてしまします。スライドレールは絶対に両側同じ高さで平行に付けるのが絶対条件です。両面テープで仮止めすればズレを防止できるので両面テープは必須だと思います。
②スライドレールの穴の真ん中にビスを打つ為に、秘密兵器を使う。
今まで下穴を開けるのに真ん中に開けられなくて、ビスを締めるとズレてしまう経験ないですか?私はこの道具を使う前は、錐を使って手で下穴を開けてましたので苦い経験をたくさんしてきました。それを一発で解決するのが「スターエム503W-Sセンター一発」です。
その名の通り、難なく一発でセンターに下穴が開きます。これを使えばスライドレールの小さなビス穴に正確に、メッチャ楽に下穴を開けることが出来ます。
もっと早くこれに出会いたかったと心から思いました。高いものではないので、今まで下穴開けに苦労された方はお持ちになることをお薦めします。 

4.両側に平行にスライドレールの取付が終わったら、外側枠を組み立てます。正確に立方体を作る為に、コーナークランプは必須だと思います。1000円ちょっとで成功率が格段に高まります。

STEP3(内側引き出し作りとレール作り。)失敗事例その2

1.内側引出しは先に箱を作ってから、レールを取り付けます。

内側引き出しもクランクを使って正確に直角の四角形を作ります。
歪んでいると、正面の化粧板が外枠にピッタリ重なりません
2.下の写真は底から撮ったものですが、下側の角が直角になっていなかった為、正面側の板がピッタリ重なっていません。でも底板はボンドで接着してるので後戻りは出来ません。
ボンドを使う時は、正確に直角になっているかを確認したうえでやるべきでした。
結局次のSTEPでリカバリーとなりました。

3.スライドレールを取り付ける際、最も注意することはレールを正確に平行に付けることだと思います。正確に平行じゃないと、当然引き出しがスムーズに動きません。
そこで定規等長細い平行な物を使って線を引いて、その線がスライドレールのビス穴のセンターを通る様に取り付けました。このやり方は多くの先人の方の動画で紹介されています。
外枠のレールも同じ方法で取り付けてます。当然こちらも先ず両面テープで仮留めすれば、ズレなくて正確に平行に付けることが出来ます。

4.内枠ができたら、一度スムーズに出し入れできるか確認します。
この時は、レールは外枠、内枠とも平行に付いていたのでスライドはスムーズに動いてて、上述の失敗に気付きませんでした。

STEP4(化粧版の取付)失敗へのリカバリー

1.内側引き出しの正面の板に、別に作成した化粧板を付けた時に失敗が判明しました。
失敗は2つ。
正面に向かって化粧板の左側が、外枠にピッタリ接地していない。
正面に向かって化粧板の左側下が斜めってる。

①1つ目の失敗原因
STEP3で書きましたが、内側引き出し下側角が直角になっていなかった。
②2つ目の失敗原因
引出し正面に取り付けた針葉樹構造用合板9㎜中央側が、湾曲していた!!
これは私のせいではないですよね。全く気付きませんでした。

2.リカバリーは、伝家の宝刀「やすりノコ」で平らになる様に削りました。
9㎜厚さがあったので助かりました。
やすりノコは、持ってると非常に役に立ちます。ガリガリ効率良く削れるので、この様なリカバリーや、他にも曲がったものを切りたい時にもこれを使えます。
僕はこれでスツールの丸椅子を作りました。「スツールDIY作り方

3.化粧板は9㎜の合板をベース板にしてセリアのスノコで作りました。
作り方は別の機会にご紹介します。ちょっと根気が要りますがアレンジ自由、メッチャ簡単、楽しいですよ。

STEP5(重みによる傾き防止)

・今回のスライドレールは450㎜あり、目いっぱい伸びるのが大きなメリットです。
・引出しの中の物がストレスフリーで取り出せますが、伸ばした際に手前に重いものがあると、前に引き出し全体が傾きます。良く使うフライパンや鍋等を入れようと思っていたので、このリスクは予想していました。
・コンロ下の空間に入れる前に実際に入れてテストしてみたところ、やはり傾きました。
・引出しを出す度に、ガタンと傾くのはストレスになるので、頑丈な箱をコンロ下の空間の天井と引き出し外枠の間に、両面テープでくっ付けました。
微調整は端材と窓枠隙間を埋めるスポンジテープでやりました。
これでガタつきは全く無くなり快適な開け閉めが出来る様になりました。

完成

・コンロ下の空間にピッタリ入り、スムーズに静かに出し入れ出来た時、「DIYやってホンマ良かったわ~」と自己満足の世界にどっぷり浸れました。既製家具では絶対に出来ない事ですよね。
・二つの引き出しが出来たの調理に良く使う一軍メンバーを収納してます。
動線が効率化されたのが、マジ実感できます。

最期に一言

・始めての引き出しに挑戦しましたが、やはり失敗があった為スムーズには終わりませんでした。
・先人の動画やブログをかなり勉強させていただきましので、この程度で済んだのかも。
・先ず、入れる物を想定し(私の場合調理器具や調味料容器)、その大きさを測ってから、設計図を作る事が大切だと思います。
・今回ご紹介した失敗例ややり方が、これから引き出しに挑戦される方の少しでもお役に立てれば幸いです。

最期までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました