キャンプテーブルDIY折りたたみ

キャンプ用テーブル折りたたみ DIY

こんにちは。ソロキャンプ流行ってますね。
紅葉の季節にソロキャンプデビューをする為、早速キャンプテーブルを作りました。
材料費はだいたい4,000円ぐらいで出来ます。
折りたたみが出来るテーブルなので、少し工程が増えました。そしてまたまた失敗をたくさんやりましたので、失敗しない方法も含めてお伝えします。
これからキャンプテーブルをDIYされる方に少しでもご参考になれば幸いです。

やりたかったこと

ロータイプのキャンプスタイルにしたいので、テーブルも天板の高さ30㎝程度にしたい。
②ソロキャンプを想定しているのでコンパクトにしたいが、カセットコンロや手元ランプ等最低限の物は普通に置ける広さは確保したい。
③家での収納を考えると折りたたみ機能は必須。
④テーブルなので強度は必要ですが、軽さにもこだわりたい。
キャンプサイトはブラックを基調にしたいので、それに合う配色にしたい。
⑥野外で使うので防水も必須でしょ。

用意したもの(主なもの)

1.天板
①杉板(13×42×3650㎜) 
②ワトコイイル:ナチュラル・ダークウオルナット・マホガニー
③みつろうクリーム
2.土台
①ホワイトウッド(19×30×1820㎜)
②ステンレス六角ボルトM6×50:4本
③ステンばね座金M6:8個
④ステンワッシャーM6×13:8個
⑤ゆるみ止めナットM6:4個
⑥ステンレス角蝶番(51×30×0.8㎜):2個
⑦ターナーミルクペイント:インクブラック
⑧インテリアアイアンバー:2本(セリア)
3.取っ手
①カバンテープ(ユザワヤ)
②タッピングビス6×16:4個
③ターナーアイアンペイント:ゴールド
4. 使った道具(必須アイテム)
①マスキングテープ
②ビス(3.8×3.8)
③コーナークランプ
④クランプ(100均でOK)
⑤定規(厚み1㎜)
⑥電動ドリル(手でやれば多分死にます…)
⑦電動ドリル用ビット(穴あけ用6㎜)、(下穴用ビッド)
⑧ドリルガイド(真っ直ぐにボルト穴を開けるのに必要です。)
⑨ペンチ
5.使った道具(ダボ埋め用)(ワンランク上に仕上がります。)
①電動ドリル用皿取錐+埋木錐セット
②あさり無しノコギリ
③ヤスリ

STEP1(設計図)

①やりたいことを実現する為、設計図は必須です。
②使う木材のサイズを下見し計算して、高さ30㎝、横幅67㎝、奥行40㎝となりました。
杉板は3650㎜もあり、殆ど曲がっており真っ直ぐな板は見つかりません。
よって、1本多く購入したくさんカットしてもらって、その中から真っ直ぐな板を選択することにしました。

STEP2(土台枠作り)

土台枠は正確な四角形を作らないと、脚がうまいこと収納できなくなる可能性があります。
②正確な四角形は、コーナークランプを使えば簡単に作れます。これを2つ作ります。
③コーナークランプはDIYの成功率を格段に向上させます。高いものではないので、まだお持ちでない方はお勧めですよ。

コーナーにダボ埋めしました。 やらなくても作れますが見た目が全然違います
⑤私の場合、土台はアイアン風にペイントしたかったので迷わずやりました。
道具を使えば超簡単です。この道具を使ったダボ埋めのやり方は、「アイアン収納棚の簡単な作り方」で詳しく紹介しています。
尚、ビス打ちの際にはマスキングテープをすることをお勧めします。
万一のひび割れ、バリ発生を抑止できます。

STEP3(脚作り)最大の難所 失敗事例あり

①六角ボルトを付ける側の脚の角を丸くします。角が四角いと脚が動きません。
②最初に削る丸は適当で良い様に思いますが、今回は分度器で墨を入れ、大まかなところは鋸でカットし、その後鋸ヤスリとやすりで形を整えました
③難しそうに思えるかも知れませんが、角を取れば良いので適当に丸になればOKです。
④ちなみに鋸ヤスリですが、これは良いです。ガリガリ効率よく削れて、曲線を作りたい時にはめっちゃ役立ちます。

⑤中央の脚を付ける際のポイントです。
写真の様に枠の中に入れて、接着剤で固めてからビス打ちをします。

【失敗しちゃった】
①最初は枠の外で中央の脚を作ったので、片方の脚が微妙にズレてしまいました。(赤い部分)
このままだと、脚がガタガタするのでやり直しです。
②接着剤を使ってクランプで固めたので、剥がすのにエライ苦労しました。クランプは不要です。

⑥中央の脚にダボ埋めをします。これも見た目をワンランク上げる為です。

⑦六角ボルトの穴を内枠と脚に開けます。
⑧ここの重要ポイントは3つです。
・内枠と脚に真っ直ぐに穴を開ける為に、クランクとマスキングテープで木材をがっちり固定する。
内枠自体も動かない様に、机にがっちり固定が必要です。
真っ直ぐ穴を開ける為に、ドリルガイドを使う。穴を開ける箇所にもマスキングテープを貼る。
穴の位置は内枠から20㎜、M6の六角ボルトなので6㎜の穴を開けます。

【失敗しちゃった】
①上の写真の内、ドリルで穴を開ける箇所にマスキングテープを貼るのを忘れた為、こうなってしまいました…。
②ここは座金が木材を固定する大切な面ので、割れた木片を集めて接着剤で固めました。

STEP4(内枠と脚の塗装)

①内枠と脚はアイアンの様にしたかったので、ミルクペイントのインクブラックを使いました。
これは塗るとぱっと見たらアイアンに見えます。匂いも殆ど無く塗り易くて安い、コスパ抜群です。木材をアイアンにしたい方には超お勧めです。
②ここでの注意点は、塗装する前に内枠と脚を外した後に、内枠と脚の穴を元の位置に戻す為に印を入れて塗装する事です。
私は写真の様に、各内枠と脚にマスキングテープで印を付けました。
内枠も脚も2組あり左右も分からなくと、戻した際にボルトの穴が真っ直ぐにならない可能性があります。

STEP5(蝶番・脚の取付け)

①折りたたんだ時に、両内枠はぴったり重なって欲しかったので、蝶番の設置個所をノミで削りました。面倒ならそのまま付けても問題ないと思います。

蝶番の取付にの際にもマスキングテープを使えば、上手く中央に取り付けできると思います。
ピッタリ両側の内枠が重なりました。(削って良かった~。)

③脚は、六角ボルト→ステンばね座金→ステンワッシャー→内枠→ステンワッシャーステンばね座金→ゆるみ止めナットの順で取り付けます。
④穴と六角ボルトが同じ径なので、ペンチでボルトを回しながらしか入らなかったです。
⑤脚の開閉は少し硬いですが、テーブルを持ち上げても脚がブラブラしないです。

⑥両脚を取り付けたら、ガタツキがないか確認します。

⑦脚の下ですが、このままでもいけるちゃいけますが、やっぱり地面にピッタリカットした方が素敵ですよね。
⑧下に板を引いて、板に沿ってマスキングテープを貼ってカットします。
面倒ですが再度脚を外して、慎重にカットしました。これをミスるとガタつきます。

STEP6(天板の塗装と取付け)

①杉板は片方8枚、2組で16枚です。
②土台の長さを8枚キッチリ並べて336㎜にしましたが、ここで土台の幅が6㎜程度長いことが判明しました。(計算通りなのになんでやねん!!)
③実は杉板の店頭表示の幅は42㎜でしたが、なんと実際の幅は40㎜~41㎜でした!!
④そこで土台の長さに合わせる為に、定規の厚みが1㎜なのでこれを使って板と板の間を1㎜開けて取り付けることにしました。
⑤又カットした杉板も全てが正確に真っ直ぐでないので、杉板を天板に使う場合は6㎜程度大きく内枠を作った方が良いと思いました。
⑥杉板の長さが400㎜、内枠の長さが335㎜なので、片方を端から45㎜、もう片方を20㎜のところに墨を入れます。
⑦杉板に順番にならべ、裏側に番号を付けて塗装します。

⑧ワトコイイルのナチュラル・ダークウオルナット・マホガニーを使いました。
⑨写真にはドリフトウッドが写っていますが、杉板に塗装するとダークウオルナットとほぼ同じ色になり止めました。
⑩マホガニーに変更し赤色を入れた結果、明るくなって良かったです。
⑪因みに、マホガニーはアイアンにも良く合います。ナチュラル、ダークウオルナットはド定番ですし、この3色は常備したい色ですね。

⑫ワトコオイルが乾燥したら、土台に取り付けです。
⑬ここでも失敗しない為のポイントが2つあります。
⑭杉板は真っ直ぐでないので、端から順番に付けると最後に誤差が出て土台の外側にピッタリ合わない可能性が高い為、先ず両端の板を土台の外側にピッタリつけ、それから内側に進めていく方が良いです。
1㎜の隙間をあける際は、定規を使うと平行に取付けできます。

⑮真っ直ぐに並べる為、真っ直ぐな板をクラップで固定し、その板に天板の端をキッチリ押し付けながらビスを打ちます。

⑯キャンプテーブルは防水が必須ですよね。
⑰今回初めてみつろうクリームを購入してみました。
⑱ワトコオイルが完全に乾燥してから、ティッシュで綺麗にします。
⑲その後みつろうクリームを柔らかい布で塗って、30分程度乾燥させた後綺麗な布でふき取りして完了です。塗り方は超簡単ですが撥水効果は抜群でした。後はどれだけ耐久性があるかですね。

STEP7(留め具、取っ手、アイアンバーの取付け)

①ここまで来れば、完成したようなものですね。取付作業を楽しみましょう。
留め具、アイアンバーは、マスキングテープで仮止めしてビスを打つことをお勧めします。

③取っ手は、ユザワヤのカバンテープを使いました。
④テープの長さは約20㎝ですが、カットした箇所の糸が解けてくるので両端は2つ折りにしてます。
⑤ビスはタッピングビスをゴールドのラッカーで塗装して使いました。

完成

軽いし、場所を取らず、ブラックのサイトにピッタリなソロ用テーブルが出来ました。
③アイアンバーにシェラカップ等吊るせるので、機能性も期待できます。
④イメージ通りで4,000円程度で出来たので、眺めながら一杯やってます。(たまらんわ~)
これ持って早くキャンプ行きたい~。

最期に一言

①折りたたみにしたことで、工程が増えましたが楽しめました。
②杉板の寸法が、表示と異なっていたことは驚きでしたが今後の教訓ですね。


最期までご覧いただき、ありがとうございました。

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